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『ロストジャッジメント』評価・クリア後レビュー【前作未プレイでも楽しめる?】

※記事には一部アフィリエイト広告が含まれることがあります。

今回はリーガルサスペンスのジャッジシリーズの2作目『ロストジャッジメント』を評価・レビューしていきます。本作はどんでん返しやアッと驚く展開が魅力の「龍が如くシリーズ」を制作したスタジオが手掛ける、新ジャンルに挑戦している意欲作です。

高い評価を得る本作についてゲーム操作がそこまで得意ではない筆者目線で良かった点と気になった点を正直にお伝えします

アクションゲームをやってみたいけど難しそう…など、誰でもしやすいゲームを探している人にも必見です。ぜひ、最後までご覧ください♪

※記事中の画像はすべて筆者撮影

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目次

『ロストジャッジメント』とはどんなゲーム?

発売日2021年9月24日
ジャンルリーガルサスペンスアクション
CERO表記D区分(17歳以上対象)

別名「キムタクが如く」で有名な通り、最大の特徴は主人公の八神を木村拓哉が演じていること。龍が如くシリーズ自体が有名人の起用とハマり役で話題にはなりますが、話題性も歴代最高でした。

本作ではあのキムタクが敵を華麗に喧嘩で倒し、全力でおふざけも行い、迫真の演技もあって作品にぐいぐいと引き込まれていきます。

ただの有名人起用のガッカリゲームではなく、高い再現度と膨大なセリフ量、ドラマ性の高さで前作から高評価今回は人気作品の2作目となり、アクションも内容も大幅な進化を遂げました!

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前作でも十分楽しめたのに、アクションもマップの広さも全体的に大幅アップ!正当進化した2021年の神ゲー候補といっても過言ではないです!!

ちなみに、前作の『ジャッジアイズ』も良作でした!現在なら中古で2,000円以下(2023年8月時点)で購入できるので最大限楽しみたい人には前作購入もおすすめします!

本作のあらすじ(知ってる人は飛ばしてOK)

2021年12月、東京地方裁判所。
源田法律事務所の城崎さおりは、現役警察官・江原明弘(53歳)の弁護人を担当している。
江原は電車内で痴漢を働いたあげく、周囲に取り押さえられ激高する映像が何度もメディアで取り上げられていた。

そして、“公正な審理”により有罪判決がくだされたまさにその時――
突然、被告人席の江原が裁判官の言葉を遮るように立ち上がってこう言った。

「3日前に、横浜の廃ビルから死体が出てきたはずです。もう身元はわかりましたか?」

意味不明の発言に戸惑う法廷。すると、江原は続けて言う。

「では、どうか神奈川県警に知らせてあげてください。その死体の主は御子柴弘といいます。彼は4年前……私の息子を自殺に追いやった……万死に値する人間です

江原の言葉に嘘はなかった。
ただし、その死亡推定時刻は、ちょうど江原が痴漢を働いていた時間帯であった

つまり、江原は御子柴殺害を事前に知っていた犯行の一味、もしくは黒幕であると露骨に臭わせながら、自分自身は痴漢犯罪で有罪判決を受けたことで、鉄壁のアリバイを得たのだった。

彼を弁護してきたさおりは、ただの痴漢として裁かれた江原に対し、自分がなにか「重大な見落とし」をしていたのではないかと疑念を抱き、探偵・八神隆之に事件の調査を依頼する……。

偶然にも高校でのいじめ調査で横浜に滞在していた八神は、江原に「利用された」さおりの疑念を晴らすべく、御子柴殺害事件の真相を追い始める

調査を進めるにつれ、明らかになっていく復讐劇の全貌。
ところが、事件は公安や検察、半グレ組織を引き寄せはじめ、再び先の見えない展開となっていく。

それぞれの思惑が絡み合うことで生まれる新たな犠牲者。
事件の真相を追い求める八神は、やがて「法か、正義か」の決断を迫られていく――。

公式サイトより引用抜粋

『ロストジャッジメント』はどんな人におすすめか?

『ロストジャッジメント』がおすすめな人の3つの特徴
  • 前作プレイ済みの方
  • 壮大なストーリーとアクションを楽しみたい方
  • ゲームに苦手意識があったりあまり普段ゲームしない方

前作プレイ済の方には、前作からの進化を感じてほしいです。もちろん前作未プレイの方も人物紹介などが詳しくされているのですんなりストーリーに入り込めるので、その点はご安心ください

そしてメインストーリー、ユースドラマ等合わせて筆者のクリア時間は約70時間とボリュームたっぷり!

更に普段ゲームをしない人でもアクションアシスト機能がついたEX-EASYモードもあるので問題なく楽しめるように工夫されています!

『ロストジャッジメント』の高評価・良いところ

筆者が『ロストジャッジメント』をプレイして、人におすすめしたいと思った高評価ポイントは具体的には以下の内容です。

『ロストジャッジメント』の高評価ポイント
  • 老若男女問わず心に響く奥深いストーリー
  • 新たなバトルスタイルの誕生と八神育成の面白さ
  • 多彩となった調査アクション
  • ボリュームたっぷりのユースドラマで八神と共に青春を味わおう!
  • 前作からの続投キャラとの絆

この後から詳しくご説明していきます!

高評価①老若男女問わず心に響く奥深いストーリー

本作のテーマは「いじめ」となっています。この問題は、現代社会においてもごく身近ではないでしょうか。

プレイヤーは主人公の八神を操作して事件を解決していきますが、プレイヤー自身の立場や環境によってこのストーリーの捉え方は大きく変わるかもしれません

法では裁けない悪が存在する。その悪に対して登場人物達は正義をもってどう立ち向かっていくのか。本作は八神だけではなく、他の登場人物も魅力的です。

そしてこの作品、実はエンディングも捉え方は人さまざまに分かれています。ただ、ひとつ言えるのはこの物語を通してテーマについて深く考えるきっかけになると筆者としては思いました。

高評価②新たなバトルスタイルの誕生と八神育成の面白さ

前作のバトルスタイル「円舞」「一閃」に加え、新たに「流」が加わりました

相手の攻撃を受け流すことを得意とする「流」は、全方位からの敵の攻撃を捌くことが可能ですので防御型のバトルスタイルとも言えます。3つのバトルスタイルを使い分け、爽快なバトルアクションを楽しんでください!

そして今作からはバトル中、特定の条件を満たして勝利すると追加でSP(スキルポイント)を獲得できる「バトルリワード」というシステムが導入されました。主人公・八神の強化に必要なSPを稼ぎやすくなったことでどのバトルスタイルをどのように強化していくかという選択肢が増え、より一層バトルを楽しめることでしょう

バトルリワードのリストも豊富に設定されていますので、どんどん敵を倒しどんどんSPを稼いで八神を育成していきましょう!

高評価③多彩となった調査アクション

ジャッジシリーズといえば尾行やチェイス等といった調査アクションが魅力的です。

今作ではたくさんの調査アクションが追加されました。隠密行動をし、敵の警戒網をくぐり抜ける「スティール」や街の人の声や不審な物音をキャッチする「集音器」など、調査の内容ごとに使い分けて事件解決へと導いていきます

その中でも筆者のお気に入りは探偵犬です!探偵犬は犬の嗅覚が必要な場面で活躍してくれるのですが、それだけではなく散歩をするだけでアイテムを見つけてくれたり、ときにはバトル中に条件を満たすことで八神を助けに来てくれるのです。

とても優秀で可愛らしい探偵犬の活躍も今作の魅力の1つと感じています。

高評価④ボリュームたっぷりのユースドラマで八神と共に青春を!

ユースドラマとは、メインストーリーの舞台となる高校で八神が学生達と織りなすサブストーリーのことです。とある事件の真相を解明すべく様々なコミュニティに関わっていきます。

それはダンス部や暴走族など10種類もあり、部活だけにはとどまりません。各コミュニティでは、それぞれの人間ドラマと向き合いながらミニゲームをクリアしていきます。

シナリオとボリューム、ミニゲームの奥深さが魅力でメインストーリーが進まなくなるほど楽しいです。そして何よりどのコミュニティにも真っ直ぐ向き合い、全力で楽しんでくれる八神の姿にプレイヤー自身も青春を感じることでしょう。

高評価⑤前作からの続投キャラとの絆

今作もやはり八神一人の力では決して事件の解決には至りません。前作からの主要キャラを含めたたくさんの仲間に支えられ、一歩ずつ着実に事件を解決に導いていくこととなります。

中でも、海藤・東・杉浦との共闘シーンは前作より確実に増え、息の合ったアクションも随所で見られます

会話の内容でも前作よりも打ち解けた様子も見られ、登場人物それぞれの人間性も掴みやすい印象です。前作未プレイの方でも、その微笑ましいやり取りにクスッと笑えるのではないでしょうか。

登場人物一人一人が事件解決のために協力し、共に悩む。その先に見えた悪に全員で立ち向かう姿は、ジャッジシリーズにおける胸が熱くなる展開の一つと言えます。

『ロストジャッジメント』の低評価ポイント・気になるところ

良いところが目白押しな『ロストジャッジメント』ですが、筆者目線で気になったところもあります。主に以下の2点です。

『ロストジャッジメント』の低評価・気になった点2つ
  • ユースドラマに難易度のムラがある
  • 主要キャラの深掘りが少ない

気になったところ①ユースドラマの難易度にムラがある

ユースドラマの各コミュニティでプレイするミニゲームは、難易度設定と関係ないものもあります。プレイヤーの得意不得意がかなり進行具合を左右するように感じました。

例えばダンス部であれば音ゲー、暴走族ならばレースゲームなど。どれもよく作り込まれており、ミニゲームと表現するにはもったいないくらい面白いです。

ですが、難易度を下げることでクリアしやすくなるものもあるのですが、一部は難易度設定が実質変更できないようなものもあります

ユースドラマのエンディングを見るにはミニゲームクリアが必須のため、筆者のようなゲームが苦手な人には少し不親切かもしません。

とはいえ、クリアできなくても本編への影響はありません。そして、どのミニゲームも夢中になり、時間を忘れて楽しめました♪

気になったところ②主要キャラの深掘りが少ない

前作から今作までの間に、八神以外の前作からのキャラクターが何をしていたかの描写はもう少し欲しかったです。

前作から3年が経っています。例えば「前作では絡みのなかった杉浦と九十九がいかにして異人町という街で探偵事務所を開こうと思ったのか」などが作中には描かれていません。

今作で共闘や一緒に街を歩くことが増えた分、そのような会話が盛り込まれていたら前作未プレイの方もすんなりジャッジシリーズに入っていけたのではと感じました。

ただ、これに関しては筆者がジャッジシリーズのキャラクターが好きすぎるが故の話だと思います。

『ロストジャッジメント』を実際にプレイした感想と総評

前作ジャッジアイズ同様、非常にメッセージ性の強いストーリーに思わずゲームだということを忘れてしまうくらい終始引き込まれました。

龍が如くスタジオ作品ならではの笑って泣けるサブストーリーやミニゲームもたくさんあります。

追加DLCの種類も豊富にありメインストーリーの手助けをしてくれるものからクリア後のやりこみ要素の幅が広がるものまで用意されており、筆者のおすすめは主要キャラクターの1人である海藤正治を主人公とした「海藤正治の事件簿」という追加シナリオです。

本編で彼の人間性に触れ、この追加シナリオで彼の魅力にどっぷりハマってみるのも良いのではないでしょうか?

『ロストジャッジメント』評価・レビューまとめ

『ロストジャッジメント』の評価まとめ
  • 良かった点は誰でも考えさせられるストーリーと絆を描いたドラマ性
  • 前作から大きく進化したのはアクションと調査パートの追加
  • 気になるのはミニゲームの難易度変更主人公以外のキャラの深堀り

シリーズが発売されるまでは、有名芸能人の起用にポジティブな反応がないのも多かったです。そんな評判を良い意味で大きく裏切ったという評価をプレイ済ユーザーから受けています。

ヤクザの世界を描く「龍が如くシリーズ」よりも全体的に万人受けしやすく、入り込みやすいのがジャッジシリーズ最大の魅力

前作未プレイの方、龍が如くスタジオ作品はやったことはない方でも全然大丈夫です!あっという間に世界観に引き込まれますので、1本の映画を見るような感覚でぜひプレイしていただきたいです。

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