『オーディンスフィアレイヴスラシル』評価・レビュー【どんなゲーム？魅力と気になる点を紹介！】

今回は『オーディンスフィア レイヴスラシル』がどんなゲームであり、どんな特徴と魅力があるのかについて、本作を知らない人へポイントを絞って評価していきます！

本作は知名度はあまりないものの、実は隠れた名作として人気の作品です！プレイした人のレビューは高評価が多いのが特徴なんですよ♪

クリアした筆者目線で解説していきますので、これからプレイを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

『オーディンスフィア レイヴスラシル』の基本情報

発売年月日	2016年1月14日
ジャンル	2DアクションRPG
メーカー	ヴァニラウェア
プレイできる機種	PS4、PS3、PS Vita
プレイ人数	1人
オンラインの有無	無し

『オーディンスフィア レイヴスラシル』は、2016年に発売されたPS4、PS3、PS Vita向けのアクションRPG。プレイ時間は40～50時間ほどでクリア可能で、こまめにセーブも行えるので気軽にプレイ可能です。

もちろんやりこみ要素も十分なので、気に入れば長く楽しめます。

開発は2Dグラフィックに定評のあるヴァニラウェアおよびアトラス。これまで『十三機兵防衛圏』『朧村正』など数々の名作を生み出してきた職人気質の実力派ゲーム会社です。

『オーディンスフィア レイヴスラシル』のストーリーとは？

物語の舞台となるのはエリオンと呼ばれる広大な土地。強大な力を持つ「魔力の結晶炉」をめぐって「妖精の国リングフォールド」と「ラグナネイブル王国」でバチバチの覇権争いが続いています。

そして、どうやらその裏には古の予言書である「終焉の叙事詩」を独自解釈して世界を滅ぼそうとする魔法使いたちの暗躍もあり…。

そんな危機的状況の中、立ち上がったのが主人公たち。各国の重要人物である主人公たちは、それぞれが自国や大切な人を守るため、滅びに向かう世界に待ったをかけるのでした。

果たしてエリオン大陸は魔法使いが解釈した予言書の通り滅亡してしまうのか！？物語の結末は、あなた自身の予言書の解釈次第で変わるマルチエンディング。ぜひ、真のエンディングにたどり着いてほしいです。

『オーディンスフィア レイヴスラシル』のバトルシステムとは？

バトルシステムは奥が深いながらも、アクションゲーム初心者も手軽に始められる設計となっています！下記で詳しく見ていきましょう。

バトルシステムは簡単爽快2Dアクション

本作のバトルは2Dマップの中を各キャラクターが縦横無尽に動き回る爽快アクションです。各キャラクターの必殺技もそれぞれ美しく、「こんな華麗なプレイを私が…？」と驚くこともしばしば！

とはいえ操作方法は基本的にシンプルで、各キャラクター、物語途中までは攻撃用の□ボタンを連打していればなんとかなるお手軽さもあります(笑)

プレイしながら練習できるチュートリアルがあるので、操作方法にも自然と慣れていきますよ♪

もちろん、アクション以外にもゲームを面白くする要素が盛りだくさん！アイテム同士を組み合わせて薬を調合し、それを飲んでパワーアップしたり、投げて爆発を起こしたり…。戦術を組み立てながら、自分なりのスタイルでバトルを進めていけます！

難易度変更も可能なので初心者でも安心

「ストーリーやキャラクターは気になるけど、アクションは苦手…」という方もご安心ください！

本作では難易度がSWEET、NORMAL、EXPERTの3つに分かれています。例えばSWEETはNORMALに比べ「自分の攻撃力アップ、敵のHPダウン、宝箱出現率アップ」といった設定に。そのため、アクションRPG未経験の方でもプレイしやすくなっています！

難易度はゲームの途中でも変えることができるので、操作に慣れるまではSWEETで後からNORMALに変更ももちろんOK！

なお、SWEETモードにしてもトロコン(※)は可能なので、アクションは苦手だけどやりこみが好きな方も十分楽しめます。(※トロフィーコンプリートのこと)

『オーディンスフィア レイヴスラシル』の評価される点とは？

さまざまな観点で高い評価を得ている本作ですが、今回は特に「グラフィック」と「ストーリー」についてご紹介します。

良評価ポイント➀美麗2Ⅾで提供されるファンタジーな世界観

手描きの絵本のように可愛らしくかつ綺麗な2Ⅾグラフィックは、ゲーム画面を眺めているだけで癒されます。

背景はもちろん、キャラクターのちょっとした表情や食べかけの食料といった絶妙なアイテムまで、1つ1つのグラフィックにこだわりが感じられます。グラフィックだけに注目しても、プレイする度に新たな発見がありますよ。

そんな、ハイクオリティのグラフィックで提供される物語の舞台のベースは北欧神話。「妖精」「魔女」「剣士」「お姫様」「ドラゴン」といった西洋ファンタジー要素が好きな方は、世界観にどっぷりと浸ることができますよ。

色使いも全体的にカラフルでポップ、親しみやすい絵柄。パッケージなどのイラストを見てビビッときた方は、きっと実際にプレイして後悔することはないでしょう。

良評価ポイント➁5人の視点で語られる重厚な物語

本作はアリスという女の子が、屋根裏部屋で見つけた本を読んでいくことで物語が進んでいきます。1冊目はワルキューレのグウェンドリン、2冊目は呪われた王子コルネリウスといったように、それぞれの本で主人公が異なりますが、物語の舞台はどの本も同じです。

1つの出来事が複数のキャラクターの視点で語られることで、物語は深みを増し、登場人物一人ひとりに愛着を持てるようになります。

主人公5人が時には敵対しながらも自分の運命に立ち向かい、懸命に生きる姿に心を動かされること間違いなしです！

『オーディンスフィア レイヴスラシル』の気になる点とは？

すごく質の高い作品ではありますが、どうしてもプレイする人によって合う合わないはあると思います。下記2点については事前に把握しておいてください。

気になる点➀5人のキャラクターそれぞれの操作に少々癖あり

5人の主人公を1人ずつプレイすることになりますが、それぞれのキャラクターでダッシュやジャンプ、攻撃方法の動きに違いがあります。

もちろん、この操作性の違いがゲームの楽しさの1つでもあります。しかし中には「あのキャラクターは操作しやすかったけど、このキャラクターは操作しにくい」とプレイを投げ出す人も。

本作では主人公5人ともをプレイしないとクリアできないので、1人のキャラクターだけを操作したい派の人は注意してください。

気になる点②同じフィールドの探索ばかりで飽きることも

主人公は5人全員、同じ舞台の上で物語を繰り広げます。

そのため、主人公たちが向かうお城、街、雪山、森といったフィールドも同じ場所ばかりとなり、終盤は探索やバトルに飽きてくるなんて人も！

「新しいフィールドをどんどん開拓していきたい」という方にとっては、少し物足りないかもしれません…。

『オーディンスフィア レイヴスラシル』の評価・レビューまとめ

以上、『オーディンスフィア レイヴスラシル』の特徴と魅力についての紹介でした。

アクションゲームと聞くと少し難しそうに思うかもしれません。とはいえ操作の基本はシンプルで難易度も変更できるので、アクション初心者の方も安心してプレイできる作品です。絵柄やキャラクター、音楽など、少しでも本作が気になっている方はきっと楽しめますよ。