『spiritfarer』協力プレイレビュー!【2人プレイでも楽しめる!クリア後感想&正直評価】
今回は『spiritfarer』をPS5の2人プレイでクリアしましたので、感想やクリア時間などをお伝えします!インディーゲームのなかでも数々の賞を受賞した本作は、クリアしてみると感動のひと言でした。
筆者的にいうと、誰もが経験するような人生について考える深いテーマの作品です。
協力プレイのやり方や、協力プレイならではの問題点や良かった点をご紹介しますので、気になる方は最後までご覧ください♪
この記事はこんな人におすすめ!
- どんなゲームなのかを知りたい!
- 2人プレイでも楽しめるのが気になる
- 良いところや気になるところの正直な感想が見たい!
最大40%買取保証も!おすすめの優良ゲーム買取サービス♪
ひつまぶし
今手元にあるゲーム、次のゲームを遊ぶ前に売ってしまってもいいかも?ゲーム買取は早めに売るほど高価買取!買取サイトによっては定価の〇%保証なんかもあります!ほかにもレトロゲー特化など、中古買取店店長歴8年有りのひつまぶしがおすすめの買取サービスをご紹介するのでよければ使ってみてね♪
はじめてならやっぱり安心な大手店舗♪
スクロールできます
新品〇ヶ月以内保証ありのゲーム買取特化サイト
スクロールできます
レトロゲームや旧作タイトルも高額の可能性有のサイト♪
目次
『spiritfarer』はどんなゲームなのか?
ジャンル | アドベンチャー・アクション・シミュレーション |
メーカー(パブリッシャー) | Thunder Lotus Games |
発売年月日 | 2020年9月29日 |
プレイ可能機種 | PS4/PS5、スイッチ、Xbox |
オンライン有無 | 有 |
年齢制限 | なし |
『spiritfarer』は、カナダのインディーゲーム会社が手掛けた作品です。
本作では、「死」をテーマに心温まり、感動を呼ぶストーリーが展開していきます。魂を救うスピリットフェアラーとなった主人公のステラが、世界中にいる迷い人たちを救っていく物語です。
『spiritfarer』は、公式の紹介文章では「マネジメントアドベンチャーゲーム」とされており、多種多様なことを行っていきます。
リンク
具体的なゲーム内容
『spiritfarer』では、ステラが操る船に住人を乗せていきます。船上で住人達の住居や、加工場などの施設を建造。船を大きくしながら、海図上の島々を巡っていく横スクロール型のアクション要素のあるアドベンチャーです。
最初はジャンプや横入力による走りしかできません。船も一定の岩礁や霧のある地帯を抜けることができないです。
しかし、旅を進めるなかで住人の乗船の時にもらえる「オボル」や、住人が去る時に残していく「魂の花」を使ってステラのアクションや船もパワーアップ!「ダブルジャンプ」や「ジップライン」といった能力を手に入れ、冒険の幅を広げていきます。
ステラのお仕事は、個性豊かな船の住人(魂)たちが満足して生を終えられるようにお手伝いすることです。街のお困り事を解決して報酬をもらいながら、皆の未練を終わらせてあげます。
『spiritfarer』のクリア時間
PSではトロフィーがあったため、やり込み要素込みでのクリア時間は「38時間」です。
やり込み要素
- 海図マップの100%踏破
- 島の収集要素の100%達成
- 全依頼完了(船の住人、街)
- 収集要素達成(全アイテム)
恐らく、平均的には30~40時間程度だと思われます。
スイッチ版など、トロフィー関係なく各キャラクターとのストーリーを見るだけなら、25~30時間程度で可能なようです。
『spiritfarer』のトロコン難易度
PSのトロフィーをコンプリートするための難易度は、そこまで高くはありません。ただ、筆者は攻略情報を見始めたのが遅かったので、取れない要素が残ってしまいました。
『spiritfarer』には、取り返しのつかないうえにトロコンに必要な要素として以下が挙げられます。
- 住人たちのいる間しかできないクエストの達成
- 住人たちの機嫌を最高にする
- とある行動をしない
特に2つ目の「住人の機嫌を最高にする」は、とあるキャラクターを攻略する事前情報を知らないと詰みます。(犬の女性に要注意!)オートセーブなので、やり直しもできません。
恐らくひたすら好物をあげ続けたりなどでクリアできるとは思いますが、上記の3点はトロコンを目指すなら覚えておいてください。
『spiritfarer』をプレイするのがおすすめな人
おすすめしたい人
- 感動するゲームがやりたい
- 戦闘のない癒されるような世界観のゲームがやりたい
- 何かを作ったり見つけるのが好き
『spiritfarer』のプレイをおすすめできない人
おすすめできない人
- 3Dの本格アクションゲームがやりたい
- 単調な作業はイライラする
- 不自然な英訳は読みたくない
『spiritfarer』の2人協力プレイのやり方
協力プレイをする時は、スタートメニューの「続きから」か「最初から」かを選択後、協力プレイを選びます。2人プレイの時は、主人公のステラと愛猫のダフォディルに分かれます。
最初の選択でどちらのコントローラを割り振るかを選んだら2人協力でプレイが可能です。アクション要素が強くなったり、2人プレイが煩わしくなったりしたらどこでも離脱ができるので、ストレスはありませんでした!
『spiritfarer』を2人協力プレイでする時の注意点
注意して欲しいのはキャラクター選択についてです。ダフォディルはステラと全く同じことができますが、ほかのキャラクターとは話せません!話しかけるのはステラだけになります。
本作は、2人が一緒に1画面で行動してもある程度のストレスがないようになっています。
ただ、話しかけたときはそのキャラクターの近くで会話が進行するので、ダフォディルの操作に熱中していると話が分からなくなることも。ダフォディルも作業を止めて近くに来るなど、少し工夫が必要です。
あとは、ダフォディルの操作の一部がボタン変更をしても設定が反映されないこともありました。特に困ったのが依頼確認(デフォルトが中央パッドなのですが、2P側は上手く動作しませんでした)です。そのため、依頼確認をよくするほうがステラにすると良いですね!
『spiritfarer』の総合的な感想・評価:85点「感動的展開とほど良いアクションのバランスが最高!」
「死」をテーマにした作品ということで、少し重い雰囲気なのかとも思いましたが、最後まで温かい優しさで包まれるような、ほんわりとした気持ちになれるゲームです。
ストーリ―的にも、起承転結がきれいにまとまっています。プレイ後は、感動の余韻と満足感がありました。
2人プレイだと2人のプレイヤーレベルが合わないと上手く進行できなくなるのですが、本作ではそのようなことはありませんでした。声を掛け合いながら、ストレスなく、仲良くできます。
次の目標もリスト化されていて迷うことはないうえに、どのタスクからやるかはある程度自由に選べるのも親切設計かつ、楽しめました!
惜しいのは、悪い点に書いたバグです。どうしてもバグが発生するとテンポが悪くなるので、その点だけは残念でしたね。
『spiritfarer』の良かった・高評価なところ
『spiritfarer』の良かった・高評価なところ
高評価①誰でも感動できるストーリー
『spiritfarer』では、未練を残した魂人たちを導いていくことがメインの流れになります。住人たちは本当に個性があり、バッググラウンドもさまざまなキャラクターばかりです。乗船時には見た目が動物に皆変わるため、本当の姿は分かりません。
- 気が強いお姉さん気質な鹿
- 気難しい芸術家の鷹
- 男勝りで強気な偏食家のライオン など
それぞれの人生を歩んでおり、最初は結構なわがままでステラを振り回します。しかし、仲良くなるにつれて背景が分かっていき、何が未練だったのかや、これまでの人生について話してくれるようになります。
そして、最後には去っていく=成仏していくんですよね。なかには病気が進行していく老婆のような人もいて、そのなかでも優しく接してくれるんです。
身近の近しい人が亡くなったのと似たような喪失感を覚えるような、人柄に惹かれるような人や、身近に近い人が必ずいると思います。ステラとの関係性も分かっていくので、余計に泣けました!
筆者たちは認知症進行のおばあちゃんネズミなど、複数人の最期のお見送り時に号泣してました!
高評価②キャラクターに愛着の湧くシステム
『spiritfarer』では、住人の身の回りのお世話をしてあげます。
船の上でお世話のためにやること
- お腹がすいたら作物などを育て、料理を作ってあげる
- 住居が欲しいとダダを捏ねたら素材を加工して家を作る
- 船で○○がしたい、と言い出したら施設を作ってあげる
船では、全部の依頼を達成しない限り住人が増えていくので、やろうと思えば同時に複数人を乗せられます。それが忙しさに拍車をかけてしまうんですよね。こちらの状況お構いなしでくるので、ちょっと「こいつら好き勝手言いやがって」と思う時もありました(笑)
住人には機嫌があって、ご飯が遅くなったり、近隣の騒音やほか住人と上手くいかなかったりすると不機嫌になります。ご機嫌を損ねないように、プレイヤーはとにかく必死でお世話をするんです。
機嫌の取り方には、抱きしめて気持ちを上げるものもあります。そうしてお世話してきて、最期にも抱きしめて見送るんです。
迷惑ばかり掛けられたけど、いなくなると寂しいと感じました。
住人が去った家に「ありがとう」というように花が咲くんですよね。
そして、住人の家は一度建てると解体できないのでいなくなってもずっと残ってるんです!施設のお手伝いなんかもしてくれたので、思い出に浸るときが結構ありました!
高評価③難易度が難しすぎない
『spiritfarer』で行うのは、船上での生活と各島々での探索です。探索では、ステラが覚えたアクションを使って探索します。昨今は、アクションが難しすぎてできなくなるゲームもあります。
『spiritfarer』は、全編横スクロールなので過度に難しい箇所はないのですが、飽きるほど単調でもありません。筆者はアクションがそこまで得意なほうではないのですが、それでも楽しめるくらいの丁度良い難易度でした。
アクションの幅は結構あるので、アクションが得意な人でも島の全要素をコンプリートするには頭を使いつつ、駆け回る必要があります。探索要素の塩梅も丁度良いと思いました。
後半の少し難しいアクションが出たときはカメラ的に1人が抜けてソロプレイでやるとスムーズにできます!
セーブや中断終了がどこでもできるからそこらへんも楽でした!
高評価④船の上でもやることは沢山ある!
「船の旅」というと、あまりやることがなさそうなイメージはないでしょうか。普通のRPGだと拠点として発展していく程度であれば、施設を回るくらいのものです。
しかし、『spiritfarer』ではやることがあり過ぎるくらいあります!まず、食事の元となる作物を作る施設があり、木材や鉄を加工する施設もあり、娯楽施設も要求されれば建てないといけません。もちろん船なので、釣りもできます!
各施設は簡単なミニゲームができるようになっており、単純ではありますが素材のレア度によって難易度も上昇します。一筋縄ではできません。
ゲーム内では時間が進行し、時間経過で住人たちはお腹がすくので、大忙しな船生活が送れます!
マルチタスク苦手な相方、最初は発狂してました(笑)
高評価⑤2人プレイでもストレスがほぼなかった
2人プレイならではの良かった点として、画面分割されていないにもかかわらず、画面表示でのストレスがほぼなかったです。
普通のアクションゲームだと、キャラクター同士が離れすぎていると見えづらくなり、イライラしてきませんか?あとは、1人がほぼやることを全部やってしまって、2人目が手持ち無沙汰でつまらなくなることがないでしょうか?
『spiritfarer』では、そのストレスがありませんでした!前項で説明したように、やることが山ほど出てくるので、むしろ手分けしないと追い付かないんですよね。
あとは、1人のアクションにもう1人が左右されないので、画面が奪われるわずらわしさもほぼありませんでした。一部の依頼確認や商店での会話など、1人が開くと全画面使うものもありますが、基本は半分に分割した割合でタスクなどが表示されるのも良かったです。
船上でやることが簡単な作業だからこそ、画面が離れて小さくなってもなんとかなるところがありました!このバランスが絶妙です!
高評価⑥BGMやグラフィックが良い!
『spiritfarer』は、昔チックな横スクロールのゲームです。しかし、それは恐らくUIやスペックが低いのが理由ではありません。
横スクロールながらもかなりヌルヌルと滑らかに動き、高いスペックながらもあえて2Dのアニメ調グラフィックにこだわった作品だと感じました。
筆者のイメージ的には、有名なゲームだと『cuphead』に近いです。グラフィックの雰囲気的には、ディズニーに似ています。
また、BGMも手を抜いていません。各キャラクターごとのテーマ曲や、ステージにあわせたBGMも用意されており、音楽も相乗効果で感情を揺さぶられ、癒されます。
筆者はBGMが心地良すぎて眠くなりました!(笑)特にマグロ釣りのテーマが忙しい感じが楽しくなってきてお気に入りです!
リンク
『spiritfarer』の低評価・気になるところ
『spiritfarer』の低評価・気になるところ
低評価①バグがかなり多い
一番気になったのは、キャラクター消失、操作不能などのバグが多かったことです。特に2P側の操作やキャラクター挙動がおかしくなることが多く、セーブして終了、リスタートを繰り返しました。
発売当初はセーブデータ消失バグなどもあったみたいです。ただ、2023年プレイ時点では、そのようなバグは発生しませんでした。進行不能バグのようなものはなかったので、致命的ではないです。
また、『spiritfarer』ではどこでもセーブもできてリスタートもできるのはストレス軽減の要因になっていると思われます。
バグはリスタートで必ず解消できましたので、その点はご安心ください!
低評価②抽象的な言い回しが結構多い
『spiritfarer』は元々が海外のゲームであり、日本語訳は後からされています。
特に本作では、元から叙情的な言い回しをするキャラクターも多く、さらりと読むだけでは理解できない時もありました。元から抽象的なのに、さらに和訳になっており、複雑さを倍増している部分はあったかもしれませんね。
日本語訳も直訳していると思われる部分があり、難解なところがあったのは否めません。ただ、『spiritfarer』はステラとのやり取りというよりは、住人たちが独白するような会話構成のため、大きくストレスになるほどではありませんでした。
会話がかみ合わないというよりは一部言っている意味が分からない感じ。
大筋に影響があるほどではないけど、分かりやすい文章を求めている人には微妙かも?
低評価③船上での作業は比較的に単調
施設は多く、やることはたくさんあるものの、作業自体は難しくはありません。
- ラインに沿うように線を合わせる
- 下線のポイントに一致したタイミングで手を放す
- 簡単なリズムゲームをする
単調さが2人プレイでは甲を奏した部分でもあるのですが、頭を使った複雑な謎解きやアクションがしたい人からすると、物足りないかもしれません。
『spiritfarer』感想・評価まとめ
今回は、迷える魂人たちを送るおくりびととして船旅をするゲーム『spiritfarer』をご紹介しました!
『spiritfarer』感想・評価まとめ
- 良いところは感動できるストーリーやテーマに合ったシステム
- 難易度が高すぎることはなく、アクション苦手でも得意でも楽しめるほど良さ
- 2人プレイでもほぼストレスはなし
- 気になるところはバグの多さ!日本語訳の癖と単調な作業が苦手な人には微妙かも
『spiritfarer』は、「死」をテーマにして人生を考えるゲームです。少し哲学的なところもありますが、そこまで小難しいことはなく、身近な誰かを思い出して涙が出たり、温かい気持ちになれます。
気になるところもあり、誰もが絶賛する名作ではないかもしれませんが、少し息抜きがしたい人にはピッタリなゲームだと思いました。
幅広い機種でプレイできますので、持っている機種に合わせて選んでくださいね♪
\ 今(2024年1月時点)ならPS+(サブスク)の対象ソフト!抽選なしで購入も♪ /
\ インディーゲームセールが多いスイッチでのプレイもおすすめ! /
★関連人気記事はこちら★
コメント