『ニーアレプリカント』レビュー【PS4版の追加要素とエンディングをネタバレ解説!】
今回はスイッチ版の『ニーアオートマタ』も2022年10月に発売されたニーアシリーズの根幹である『ニーアレプリカント』について、旧PS3版から進化したPS4版での違いと、実際の感想、評価をお伝えし、更に一番の魅力であるエンディングについてもネタバレありで解説します。
ニーアシリーズといえば『ドラッグオンドラグーン』から引き継ぐヨコオタロウワールド全開なエンディング分岐についても有名ではないでしょうか?本作でもなかなかの衝撃展開の連続であり、今なお話題を集めています。
『ニーアオートマタ』を機にシリーズに興味を持った方も、衝撃的展開のゲームに興味がある方もぜひ最後までご覧下さい。
※なお、本記事には一部ネタバレ部分が含まれます(見出しに記載あり)。閲覧の際はご注意ください。
この記事はこんな人におすすめ!
- ニーアレプリカントがどんなゲームなのか知りたい!
- PS4版とPS3版との違いが知りたい!
- ニーアレプリカントがどんな衝撃的エンディングなのか知りたい!
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目次
『ニーアレプリカントver.1.22…』とはどんなゲーム?
発売日 | 2021年4月22日 |
メーカー | スクウェア・エニックス |
プレイ可能機種 | PS4,PS5、Xbox one,steam |
プレイ人数 | 1人 |
DLCの有無 | 無料DLC有 |
ジャンル | アクションRPG |
本作は2010年4月に発売された『ニーアレプリカント』のリメイク作品です。基本的な内容はオリジナルと同じで、重厚なストーリーのアクションRPGとなっています。
また、『ニーアオートマタ』の過去の話でもある今作は、シリーズを理解するうえでも重要なタイトルです。別のタイトルでもある『ドラッグオンドラグーン』の世界と繋がっているという考察もあります。
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『ニーアレプリカント』PS3版とPS4版の違いは何?
グラフィックが格段に向上し、新規BGMの追加や60FPSに対応など、様々な箇所が調整されています。特に美麗になったグラフィックはプレイヤーを引き込み、圧倒的な没入感を得ることができるでしょう。
他にもいくつかの変更点や追加点があるので紹介します。
変更点や追加点
- 新エピソード「人魚姫」追加
- 「エンディングE」追加
- PS3版のDLC「15 Nightmares」収録
- ロックオン機能追加
- その他機能追加
新エピソード「人魚姫」追加
本編ストーリーを進めていくことで解放されます。もともとは『ニーアレプリカント』の設定資料集に収録されていた小説だったものが、新たなエピソードとしてプレイできるようになりました!
そのストーリーはというと、海岸の街に難破船が漂流します。タイミングを同じくして、町の人々が消えていくという事件が発生。話を聞きつけたニーア達が事件の真相を確かめに行くというものです。
終盤には新規で追加された巨大ボスとの戦闘も!やりごたえのある追加エピソードとなっています。
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「エンディングE」追加
本作はマルチエンディングとなっていて、PS3版ではA~Dの4種類でした。今作には新規で「エンディングE」が追加され、新たな展開を楽しめます。
こちらも新エピソード同様、設定資料集に小説として収録されていたものです。
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PS3版のDLC「15 Nightmares」収録
高難易度ダンジョン「15 Nightmares」が最初から収録されています。ニーアとヨナの設定が兄妹ではなく親子となっている『ニーアゲシュタルト』の主人公、父ニーアを操作し攻略していくものです。
15 Nightmaresでしか手に入らない武器やコスチュームが存在し、トロフィーも獲得できるのでやりごたえは抜群!しかし、15 nightmaresをプレイするにはストーリーを一度クリアする必要があります。高難易度なのでしっかり準備して挑みましょう。
ロックオン機能追加
PS3版では敵を攻撃する際にはコントローラーのスティックでカメラを操作し、敵に向ける必要がありました。このPS3版のシステムだと戦闘中に敵を画面に捉えづらく、操作しづらさが気になったものです。しかし、リメイク版では敵にロックオンすることが可能になり、常に敵を画面内に捉えることができます。
これにより戦闘がスムーズになり、より遊びやすく改善されました。
その他機能追加
その他の追加・変更点を紹介します。
その他の追加・変更点
- 『ニーアオートマタ』のコラボDLCの追加
- オートバトル機能の追加
- 武器5種類の追加
- ワード1種類の追加
- クエスト1種類の追加
- ウェポンストーリーの追加
- 攻撃アクションの追加
“この機能があればいいのに”という点や“もっと種類があればな”という点が改善されました!細かな変更・改善が行われ、過去作に比べより遊びやすくなっています。
『ニーアレプリカント』の評価&おすすめポイント
本作はゲームの常識にとらわれない魅力的な設定・システムが数多くあります。他のゲームでは味わうことのできない斬新な体験ができるのが『ニーアレプリカント』です。それでは特におすすめのポイントを紹介します。
評価&おすすめポイント
- アクションとシューティングが融合した新感覚システム
- 荒廃的な世界観
- 周回するごとに変化する目線
アクションとシューティングが融合した新感覚システム
『ニーアレプリカント』の敵は、通常のアクションゲームの敵とは一味違います。まるでシューティングゲームのような弾幕を展開するのです。
主にボスに多い攻撃手段であり、すべての敵が弾幕攻撃をしてくることはありません。しかし、ボスが行うこの攻撃が他のアクションゲームとは一味違った面白さを生み出しています。想像が難しいかもしれませんが、画面いっぱいに敵の弾が広がる様は圧巻です。
それに加えて戦闘中、突然視点が変わり操作感が一変。2Dアクションのような横スクロール視点の操作になったり、真上からの視点操作になったりと、味わったことのないゲーム体験ができます!
荒廃的な世界観
面白さを更に引き立てているのが、荒廃的な独特の世界観です。マップを探索していると、明らかに文明の違う建築物が目に止まります。人々は中世のような暮らしをしているのに、明らかに機械の敵がいたりとどこか世界観が不自然なところも。
一見すると、機械の文明が滅びたあと、何千年と経っているかのような風景が広がっています。どこか神秘的でいて、そして心寂しい雰囲気が特徴的な本作。この世界観が好きな人にはとことん刺さるタイトルです。
そして忘れてはいけないのがBGM。神秘的で落ち着きのある音楽に透き通った声でボーカルが入るのが特徴です。まるでオペラのようなBGMが、『ニーアレプリカント』をより神秘的なものへと印象付けています。
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周回するごとに変化する目線
『ニーアレプリカント』は、基本的には周回プレイすることが前提の構成になっています。1周目では明かされなかったストーリーの根本的な部分は、2周目以降で明らかに。このシステムのおかげで2周目以降も飽きることなくプレイできます。
そしてストーリーの核心的な部分が見えてくると、私たちプレイヤーの視点も変化するように構成されているのが特徴です。1周目ではあえて見えない部分を作ることで、善や悪といった印象を上手く操作しています。周回を重ねる毎に、正義の見え方が180度変わってしまうかもしれません。
人によってはその後の人生においての物事の見え方やとらえ方に影響を及ぼすことも。たかがゲームとは侮れません。しかし、この目線の変化こそ『ニーアレプリカント』の最大の魅力と言えるでしょう。
分岐するストーリー・エンディング【ネタバレあり】
マルチエンディングとなっている本作。ここからは「ネタバレあり」で各エンディングを紹介します。重大なネタバレを多大に含みますので、閲覧の際はご注意ください。
エンディングA
敵である「マモノ」のボス「魔王」を倒し、妹の「ヨナ」を取り戻したニーア。共に戦ってきた仲間である「カイネ」は”やり残したことがある”といい、その場から立ち去ってしまいます。
ニーアとヨナは光を見上げ、そこで流れるスタッフロール。その後、少年時代のニーアとヨナが空を見上げると、光の中に魔王とヨナの姿が。
このエンディングではニーアの目的であったヨナの救出がなされますが、ストーリーの根本はわからないままです。カイネのその後も不明であり、魔王の心情も一切の描写がありません。
エンディングB
魔王を倒すところまではエンディングAと同じ展開ですが、エンディングAでは何を喋っているのかわからなかった魔王の言葉がわかるようになります。魔王とヨナのやり取りから、魔王の正体はなんと本編の冒頭部分に登場するヨナの兄「ニーア」であることが明らかに!
その後ニーアに倒された魔王は光の中でヨナと再会し、スタッフロールが流れます。エンディング最後には死んだと思われていた仲間「エミール」が登場。顔だけになってしまいましたが、生きていたことがわかりホッとする場面もあります。
この作品では2週目に入ってからマモノの声が聞こえるようになります。純粋な悪の存在でないことがわかり、プレイヤーにとってマモノを倒す行為に抵抗が生まれることでしょう。
魔王を含む、マモノ側の視点でストーリーが進行していくのがエンディングBとなっています。
エンディングC
魔王を倒した後、カイネに取りついていたマモノ「テュラン」が暴走。テュラン自身の意思では力を制御できず、カイネがマモノ化してしまいます。しかし、カイネに取りつき長く共に生きてきたテュランは、カイネを救うためニーアに二つの提案をします。
このエンディングCは、二つの提案の内の一つとなります。カイネの胸に剣を突き立て、カイネを業苦から解放することを選択したニーア。カイネが消えた後、テュランがカイネの最後の言葉”ありがとう”をニーアに伝えます。
ニーアは落ちていたカイネの花飾りを拾い、「ずっと、一緒だ」と言いエンディングは終わりになります。
カイネの願う救いを果たしたエンディングですが、本当の意味で救えたのかという疑問が残るエンディングとなりました。もう一つの選択肢が残っている状態なので、先の展開が気になりますね。
エンディングD
エンディングCのもう一つの選択をした場合がエンディングDです。こちらではニーアが自らの存在と引き換えに、カイネをマモノから解き放ちます。
カイネが復活するとそこにはニーアの姿はなく、助けてもらったお礼を言うヨナがいました。カイネもヨナも、ニーアの存在自体が記憶から消えていたのです。しかし一瞬、カイネの頭の中にニーアの姿が浮かび、カイネは涙を流します。
ニーアからもらった花飾り「月の涙」を地面から拾い上げるカイネ。”何か大切なものを…もらった気がするんだ”カイネはそう言い、エンディングは終わりとなります。
このエンディングでは、なんとこれまでのデータがすべて消えるという現象が起こります!カイネを助けるため引き換えにしたニーアの存在とは、プレイヤー自身だったのです!こんな展開はニーアレプリカント以外では起こりえません。
この衝撃的すぎる展開こそニーアレプリカントの真骨頂と言えます。ここまでプレイし、積み上げてきたデータを差し出して、初めて到達できるエンディングとなっています。
エンディングE
エンディングDを見た後に新しいデータを作成し、カイネ加入までストーリーを進めると到達できるのがエンディングEです。
このエンディングは、設定資料集に収録されていた「失ワレタ世界」を映像化したものになっています。エンディングの最後まで到達すると、エンディングDで消えてしまったデータが復活!最後にプレイした場所から再びプレイすることができるようになります。
エンディングEでは主にカイネを操作し、失ってしまったニーアの記憶を取り戻す為に戦います。カイネはニーアを思い出し、記憶を取り戻すことができるのでしょうか?この先の展開は実際にプレイして確かめてみましょう!
『ニーアレプリカント』の評価・レビューまとめ
ニーアレプリカントのレビュー&追加要素まとめ
- ゲームシステムから世界観まで他にはない面白さがある
- 常識にとらわれないエンディングに引き込まれる作品
- PS4版では新しいエピソード&エンディングEが追加されてプレイしやすくなった
『ニーアレプリカント』は、ストーリー面でもアクション面でも他のタイトルとは毛色が違います。気が付くと時間を忘れてプレイしてしまう、ついつい先の展開が気になってしまう中毒性がありますね。
唯一無二のアクションゲームを是非プレイしてみてください!
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