『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』評価・レビュー【3つのおすすめポイントと気になる点、各違い】
2020年にはプラットフォーム化し、たくさんのハードで遊べるようになった『ドラゴンクエストⅪ~過ぎ去りし時を求めて~ S』。今回はまだプレイした事がないよ!という方に向けて、個人的なおすすめポイントやスイッチ版とPS4版の違い、Sの進化したポイントを紹介していきます。
※この記事は、2019年9月27日に発売された『ドラゴンクエストⅪ~過ぎ去りし時を求めて~ S』のレビューを個人的にまとめたものになります。公式とは一切関係がございません。ご了承ください。
目次
ドラゴンクエストXI〜過ぎ去りし時を求めて〜Sとはどのようなゲームなのか
タイトル | ドラゴンクエストⅪ~過ぎ去りし時を求めて~ S |
発売日 | 2019年9月27日(プラットフォーム化:2020年12月4日) |
プレイ可能機種 | Nintendo Switch/Play Station4/Xbox One/Windows10/Epic Gamesストア/Steam |
プレイ人数 | 1人 |
ジャンル | RPG |
オンライン | なし(DLC有) |
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↑最近発売された新価格版
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↑特典付きPS4版。他にもプラットフォーム化に伴いX-BOX版や各種特典付きなど種類はさまざま
システムの特徴と従来のドラクエⅪとの違い
本作の大きなシステムの特徴としては、2D/3Dのプレイの切り替えが可能になった点があります。従来通りの2Dモードで昔を思いながら楽しむも良し、3Dモードで広大なフィールドを駆けまわって楽しむも良し。
モードによって敵とのエンカウントも、ランダムエンカウント/シンボルエンカウントと切り替わります。
また、従来の無印版(ドラゴンクエストⅪ~過ぎ去りし時を求めて~)にはなかったキャラボイス機能もポイントです。更に、真相に迫るオリジナルシナリオも新規で追加されています。
PS4版とスイッチ版の違いとは?
公式でもPS4版とスイッチ版に明確な違いはないとのことで説明されています。ストーリーやゲームシステムはほぼ同様のようです。ただし、選んだプラットフォームから別のハードでのセーブはできません。
変わりに本作では「ふっかつのじゅもん」は全ハード共通で使用できるようになっています。「ふっかつのじゅもん」を使うと、全ハードで大体同じところから冒険を開始できますよ♪
スイッチ版はPS4【ゴージャス版】と同様の内容とのこと。ゴージャス版では本作に加えて特典ドラマCDやお役立ちアイテムがセットで付いてきて、専用ケースに収納できます!
更に詳しくは公式サイトのFAQが一番わかりやすかったです。
序盤のあらすじ
主人公は「イシの村」で暮らす16歳の少年。偶然同じ日に生まれたという幼馴染の少女エマと共に、村のしきたりである成人の儀式に挑む…というところから物語は始まります。成人の儀式の最中、トラブルに巻き込まれた主人公に不思議な力が発現し、それを主人公の母親であるペルラに伝えると「お前は勇者の生まれ変わりなんだ」と言われ―――!?
勇者としての使命を果たすべく、まずは勇者の伝説に詳しいとされる「デルカダール城」に向かう為、主人公は村を旅立ちます。
ドラゴンクエストXI〜過ぎ去りし時を求めて〜Sはどのような人におすすめ?
ドラゴンクエストXI〜過ぎ去りし時を求めて〜Sの3つの魅力&おすすめポイントとは?
評価するべき点が多い『ドラゴンクエストⅪ~過ぎ去りし時を求めて~ S』ですが、具体的には以下の3つのポイントに良いポイントがあります。
おすすめ①壮大なストーリー
まずは何といっても、ドラクエシリーズならではの壮大なストーリーが魅力です。物語の大きな筋は勇者が世界を脅かす魔王を倒しに行くというもの。
ただ、他にも主人公と仲間キャラの絆を強める話や、仲間キャラの過去話など様々なストーリーが本筋と絡まりあっています。その全てが織りなす圧倒的な世界観とストーリーに必ずや心を打たれることでしょう。
また、味方だけではなく、敵キャラにフォーカスを当てた話も多く、敵キャラにも様々な思いや過去があることを知らされます。敵キャラにもストーリーがあることで、「悪は悪、許されることはなく倒すべき存在だ」という考えだけではすまず、感情を揺さぶられるのです。プレイヤーに「悪とは何だ」と問いかけられるような感覚に陥る作りも作品の深みを増しているのでしょう。
笑いあり涙ありのストーリー、ぜひその目で確かめてみて欲しいです!
おすすめ②圧倒的なストーリーへの没入感
今作は、シリーズ初の試みである「キャラクターボイス機能」がついています。実は賛否両論あるこの機能…。筆者も初めは“キャラクターボイスのあるドラクエってなんだかドラクエじゃないよなぁ…”と思っていました。しかし、実際にキャラクターボイスをつけてプレイすると、あることに気づきました。
“ストーリーの没入感、すごいな…!?”
そうなんです。やはりどうしてもあのポポポポポ…というちょっと情けないSEだとストーリーへの没入感は筆者にはあまり感じられません。無音でもある程度没入感を得ることができますが、キャラクターボイスがつくことによって”「話しているキャラクターの心情”」をひしひしと感じることができたのです!!これ、実はすごいことなんですよ。
起用している声優さんもベテランで実力のある方ばかりで、一言一言の感情の起伏がよく表現されていると感じました。感動するシーンでは、キャラクターボイスがつくことにより、涙なしでは見られませんでした。
おすすめ③細部までの作りこみ
ストーリーを進めるにあたって、やはりレベリングやお金集めをしていると、どうしても疲労が溜まってしまいますよね。「ちょっと休憩しようかな…」と思うときって誰しもあると思います。
筆者もプレイしている最中に「なんか疲れたな…」と感じ、フィールドでダラダラと歩いていたところ、ふと思うことがありました。
“背景の作りこみすごいな…”と。
普段は流して見てしまいがちなフィールドのあれそれですが、このゲームに関してはぜひ、一度足を止めて辺りを見回していただきたいです。草木の表現やそれらが風に吹かれて揺らぐ様、広大な海や湖、洞窟の水たまりの表現…。本当に美しく、何時間でも眺めていられるほどです。
もちろんフィールドだけではなく、街中や建物、お城などの作りこみも大変素晴らしいと思いました。ゲームを進める事に疲れた際には美しい景色を見て休憩するのもおすすめです。
ドラゴンクエストXI〜過ぎ去りし時を求めて〜Sを実際にプレイしたレビューと評価
ドラクエのナンバリングはほとんど通ってきましたが、何周もしたドラクエはこれが初めてじゃないかと思います。筆者は本来であれば、大抵RPGというものは一度クリアすれば満足してしまい、二度プレイすることはあまりないのです。
しかしこのゲームだけは違いました。今まで気づかなかった小ネタやキャラの一面・モブのセリフ・隠しアイテムなど。本当に何周しても毎回様々な発見があり、何度でも楽しめるなと思っています。
ネタバレになってしまうので、詳しくは書けませんが、前作である『ドラゴンクエストⅪ~過ぎ去りし時を求めて~』では描かれなかった、「あの時の仲間たちの様子」も追加ストーリーとして組み込まれています。ストーリーの追加により一層ストーリーに深みが出ているのです。追加された部分もストーリーが破綻することなく上手く組み込まれていますので、前作の展開が好きな方も安心して遊べる内容と思います。
プレイした上での評価は文句なしの100点です。
ドラゴンクエストⅪ~過ぎ去りし時を求めて~ Sのいまいちなところ
あくまでも筆者の感想ですが、次の3点が“いまいちかな”と思いました。
ドラゴンクエストXI〜過ぎ去りし時を求めて〜Sのレビュー!評価とおすすめできるポイントとは?まとめ
『ドラゴンクエストXI〜過ぎ去りし時を求めて〜S』は、従来のドラクエよりもかなりプレイしやすく、初心者でも気軽に楽しめるRPGだと思います。キャラクターボイスも追加され、キャラクターの表現が増えてより一層ドラゴンクエストの世界を味わえる作品になったと感じました。
総合的に判断して、このゲームの良さは遊びやすさ、壮大なストーリーとそれに付随するキャラクターの魅力や、没入感と臨場感にあると思います。特に没入感と臨場感に関しては自分が本当に勇者としてその場にいるかのような感覚を味わえるでしょう。
記事でおすすめした部分以外にも、本当に様々な魅力がたくさんありますし、色んな機種でプレイ可能になったことで誰でも遊びやすくなったと感じています。まだやったことがない人、ちょっと興味がある人、ぜひこの機会にプレイしてみてください。絶対に損はしないと思います。
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